そくず

学名  Sambucus chinensis (S.javanica subsp.chinensis)
日本名  ソクズ
科名(日本名)  ガマズミ科
  日本語別名  クサニワトコ、クサタズ
漢名  蒴藋(サクタク,shuòzhuó)
科名(漢名)  莢蒾(キョウベイ,jiámí)科
  漢語別名  陸英(リクエイ,lùyīng)、接骨草(セッコツソウ,jiēgŭcăo)、
走馬風(ソウバフウ,zoumafeng)、趕山虎(カンサンコ,ganshanhu)
英名  
2007/07/21 薬用植物園
2007/08/13 同上
2005/10/23 薬用植物園 

 ニワトコ属 Sambucus(接骨木 jiēgŭmù 屬)については、ニワトコ属を見よ。
 漢名は、古くは陸英(リクエイ,lùyīng)と言い、おくれて蒴藋(サクタク,shuòzhuó)と呼んだ。
 陸英とは、水英
(セリ)・木英(ニワトコ)に並べた称謂、みな花葉が似ていて、合せて三英という、と。(以上、本草綱目)
 藋の字は、チョウ,diào と読めばアカザの一種、テキ,dí と読めばコウリャン。蒴藋と熟せば サクタク,shuòzhuó と読み、ソクズ。 
 「和名ハ漢名蒴藋(さくだく)ノ字音ヨリ轉化ス」(『牧野日本植物図鑑』)。
 『本草和名』陸英及び蒴藋に、「和名曽久止久」と。
 『延喜式』蒴藋に、「ツチヒトカタ」と。
 『倭名類聚抄』蒴藋に、「此間音曽久止久」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12 蒴藋に、「ツチヒトガタ
延喜式 ソクドク和名鈔 クサタヅ京師 ソクヅ同上 ニハタヅ備前 そくどう大和 ソクド同上 ヲランダサウ九州」と。なお、タヅノキ・木タヅとはニワトコ 
 北海道・本州・四国・九州・臺灣・華東・河南・陝甘・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・チベット・ヒマラヤ・インドシナに分布。
 日本のものは、中国から薬用に導入したものが野生化したとも考えられている。
 中国では、根・莖・葉を陸英(リクエイ,lùyīng)と呼び薬用にする。  『全國中草藥匯編 上』pp.148,437-438

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